この記事は古くなってしまいました。令和2年度(2020)入試で,解答用紙はマークシートに変更になりました。
解答スペースが・・・広いのか?狭いのか?
久留米大学の推薦入試で使われる、数学の解答用紙については知っておいた方がいいことがあります。
それは解答スペースです。
通常、高校生が受ける記述模試においては、解答用紙の解答欄は十分大きなスペースが用意されています。B4サイズ1枚に1問ということもあります。
しかし、久留米大学医学部の推薦入試数学で渡される解答用紙は、B4サイズ1枚のみ。その中に5つの枠が書かれています。
解答だけを記入する、いわゆる穴埋め問題の解答欄にしては大きすぎます。
かといって記述式としてきちんとした解答を書こうと思うと、ちょっと狭すぎます。数学的帰納法で解いたときは、字を小さく書かなければ解答欄に入りきれないかもしれません。
何も知らないで受験した生徒は、この解答用紙だけで面食らいます。
え?これ答えだけ書けばいいの?それとも記述式?でもスペース狭いし・・・
試験会場で「穴埋め式ですか。それとも記述式ですか?」と聞いても試験管は応えてくれません。ただでさえ問題を解くのに必死なのに、解答の書き方で、どうすればいいか迷っているうちに時間はどんどん過ぎていく・・・。
コンパクトに記述する訓練をしておこう
知らなかったら不利な情報も、前もって知っていれば何てことはありません。対策を講じておけばよいのです。
さて、解答用紙にはどのように対処しましょうか。
久留米大学に、中途半端な大きさの解答用紙について尋ねても何も教えてくれません。
そこで私は、「解答をコンパクトに記述する訓練をしておく」ことをおすすめします。
久留米大学が、記述式で書くことを望んでいる場合、最終的な解答が間違っていても、部分点がもらえる可能性があります。
ですから、部分点がもらえそうなところをコンパクトに記述し、うまく解答をスペースにまとめましょう。
計算は別の用紙にして、最後に小さな解答欄にまとめるのです。慣れれば苦もなくできるようになります。
どこで部分点がもらえそうか判断が付かない場合は、専門家に見てもらうことをおすすめします。