[mathjax]
この記事には,久留米大学医学部の過去問の詳しい解説が載っています。過去問を通して久留米大学医学部の数学について学べるように,授業のような解説にしています。これまで勉強してきたことを整理し、あなたの数学力をレベルアップしましょう!
解答はすでにこちらの記事で示しております。
平成28年度(2016)久留米大学医学部推薦入試数学[3]
最近増えているベクトルの問題
大問3は平面ベクトルの問題です。 以前は「久留米大学医学部ではベクトルは出題されない」と言っていたものですが,最近は推薦試験・一般試験とも出題されるようになりました。 しかしそのほとんどは空間ではなく平面ベクトルの問題です。 ですからまず,平面ベクトルを中心に対策しておきましょう。
まずは問題文を正確に読み取り,図を書こう

前半部分は,図をきちんと書いて,ベクトルの和・差を使えば答は出せると思います。 解答例とは違うやり方であっても何ら問題はありません。 (1)(2)は絶対に解きましょう。
直角という条件から内積の式を立てる
後半は,直角という条件から「内積イコール0」の式を立てます。 あとは計算手順に従っていけば答は自動的に導かれます。
(3) のとき, すなわち である。 であるから なので したがって
ベクトルの問題はこのように,問題文の設定にしたがって式を立てれば,あとは手順通り解いていけば答えが出るものです。 この流れをつかめば,ベクトルが得意になれるはずです。 早くマスターしておきましょう。
この問題のポイント
振り返ってみましょう。
この問題が解けるかどうかのポイントは、
- ベクトルの和と差・実数倍を用いることができる
- 直角から内積=0に気付くことができる
- 立てた式を手順通りに解くことができる
特に難しいところはありません。完答しましょう。