過去問を利用して、久留米大学医学部推薦入試の数学について学びましょう。 令和04年度入試では全部で5問出題されました。 そのうちの4番について、問題と解答を以下にまとめています。 さらに詳しい解説授業は、別の記事にしています。
令和04年度(2022)推薦入試[4]
問題
座標空間内に
を定め,点 は
を満たし,点 は
を満たす。
- 点
が を満たすとき,点 が存在する範囲は となり,その面積は である。ただし, は「円,三角形,四角形,五角形」のいずれかで答えよ。 - 点
が存在する範囲は立体であり,その立体の体積は である。 - 点
が存在する範囲は,中心の座標が であり,半径が である球の球面および内部であるから,点 が存在する範囲と点 が存在する範囲の共通部分の体積は である。
久留米推薦(令和04年度入試)
解答
- 3点
はすべて 座標が であり, 平面上の点であることがわかる。また,式の形から点 も 平面上の点であることがわかる。
点 について, とおくと, 線分 の中点をそれぞれ とする。
より, で表される点の存在する範囲は,四角形 の周上および内部である。点 の存在する領域は,この四角形 を下図のように平行移動したものである。よって,点
が存在する範囲は四角形 であり,その面積は の面積の 倍である。
求める面積 は - 点
について, であるから,点 の存在範囲は,(1)で求めた四角形を底面として,それを 軸方向に0から2まで平行移動したときの通過領域である。その立体の高さは2であるから,求める体積は - 点
について, とおくと, であるから よって点 は,中心が で半径が1である球の球面および内部である。 点 が存在する範囲の四角柱の点 の周りの辺はすべて垂直に交わっている。よって,点 が存在する範囲と点 が存在する範囲の共通部分は,半径1の球の体積の である。よって求める体積は
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