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過去問を利用して、久留米大学医学部推薦入試の数学について学びましょう。 平成29年度は全部で5問出題されました。 そのうちの3番について、問題と解答を以下にまとめています。 さらに詳しい解説授業は、別の記事にしています。
平成29年度(2017)推薦入試[3]
問題
久留米推薦(平成29年度)
解答その1
方程式より \[ \begin{align*} x^2-2x-a+\frac{1}{2}=&0 \\ x=&1 \pm \sqrt{1-\left( -a+ \frac{1}{2} \right)} \\ =&1 \pm \sqrt{a+ \frac{1}{2}} \end{align*} \] 与えられた方程式が整数解をもつ条件は\( ~\sqrt{a+ \frac{1}{2}}~ \)が奇数であることである。その奇数を自然数\(k\)を用いて\(~2k-1~\)とし,そのときの\(a\)の値を\(a_k\)とすると \[ \begin{align*} \sqrt{a_k+ \frac{1}{2}}=2k-1 \\ a_k+ \frac{1}{2}=\left(2k-1\right)^2 \\ a_k=4k^2-4k+\frac{1}{2} \end{align*} \] \(~k~\)は自然数であるから,\(~a_k~\)は単調に増加する。
解答その2
\(~f(x)=2x^2-4x-2a+1~\)とおくと,\(~y=f(x)~\)の軸は\(~x=1~\)である。 \(~k~\)を自然数として,方程式\(~2x^2-4x-2a+1=0~\)が偶数解\(~x=2k~\)をもつとき,下図よりもう一方の解は\(~x=2-2k~\)である。
このときの定数\(~a~\)を\(~a_k~\)とすると,次の恒等式が成り立つ。
\[ \begin{align*} 2x^2-4x-2a_k+1=2(x-2k)(x-2+2k) \end{align*} \] 両辺の定数項を比較して \[ \begin{align*} -2a_k+1=&4k(2-2k) \\ a_k=&4k^2-4k+\frac{1}{2} \end{align*} \]\(~k~\)は自然数であるから,\(~a_k~\)は単調に増加する。
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